咳は基本的に、空気の通り道である気道に侵入した異物(ほこり、細菌、ウイルスなど)を気道の外に出すためのからだの防御反応です。 異物が侵入すると、気道にある咳のセンサー(咳受容体)が感知し、その刺激が神経を通って脳にある咳中枢に送られます。そして、咳中枢から横隔膜などの呼吸を行う筋肉に異物を外に出す指令が出され、咳が起こります。咳には気道にたまった痰をからだの外に出す働きもあります。
咳が出るメカニズム(咳反射)